車の点検日を忘れない為には、しっかりスケジュールを立てて取り組むことが大切です。
いわゆる法定点検は、一般的に1年点検と2年点検の2種類があって、前者は車検の間で行うものです。整備不良や不具合が生じていないか、それを確認して必要に応じたメンテナンスが行われますから、忘れずに受けることが不可欠です。一方、2年点検は車検と一緒に行うのが普通で、これも性能や安全性を維持する為に欠かせないです。ちなみに、法定点検は故障なく走るか確認する義務で、車検は保安基準を満たすか検査制度なのが大きな違いです。
基本的なスケジュールの立て方としては、1年目を迎えるまでにディーラーなどで点検を受け、12ヶ月が迫ってきたら法定点検の準備をします。具体的には信頼できる整備工場、あるいはディーラーにメンテナンスを任せる方法があります。実はガソリンスタンドでも見てもらえますし、給油のついでにタイヤの減り具合や不備がないか確認が受けられます。
カー用品店にも詳しいスタッフはいるので、やはり買い物ついでに任せることが可能です。次ぎの法定点検まで再び12ヶ月の間が開きますから、その間に義務がないからといって、日々のメンテナンスを怠らないようにすることが重要です。当然ながらメンテナンスにお金は掛かりますが、軽自動車なら精々1万円~1万5千円くらいです。それ以外だと1000~2000ccで1万円~2万円、3000cc以上でも2万5千円が目安です。
この為、必要経費として資金を確保しておくことも、スケジュールにおける大切なポイントとなります。点検や整備などのメンテナンスは、法律で定められている義務ですから、怠って問題が起きればユーザーの責任です。乗り始めて1ヶ月目は、エンジンオイルを交換するつもりで、ガソリンスタンドやディーラーで見てもらうのがおすすめです。1ヶ月目で特に問題がなければ、3ヶ月~6ヶ月ほど乗っても、問題が生じる可能性は低いでしょう。1日あたりの乗り方が激しければ別ですが、平均的な乗り方なら整備点検を行っている限り安心です。法定点検では、エンジンオイルの交換の他、タイヤの偏りを防ぐローテーション、エアクリーナーやエレメントの交換などがあります。
そう考えると、ある程度の費用が掛かるのは仕方がありませんし、快適かつ安全に乗り続ける為に必要だと納得できるはずです。自分で管理をする自信がある人は、毎月セルフチェックをしたり、法定点検までの日数を確認するのが良いでしょう。逆に、自信がなくて忘れがちな人の場合は、ディーラーなどに任せて、事前に連絡がもらえるように約束するのが得策です。