他のカスタムパーツと違って目立たないカテゴリーではあるものの、事故のリスクを減らし安全性を高める上でワイパーは重要なパーツです。ここではワイパーブレードとワイパーゴムの種類や選び方、ご自身がdiyで交換する際の取り換え方について解説します。

まずワイパーの種類から見ていくと、トーナメント・フラット・デザインタイプの3種類が代表的です。骨格の強度が高く一般的に使用されているトーナメントワイパー、ラバーとフレームとの一体型であるフラットワイパー、デザイン性を付与したデザインワイパーといった特徴があります。ゴムの場合は大きく分けて4種類でデフォルトで装備されているスタンダードワイパー、ガラスの摩擦抵抗が少ないグラファイト、シリコンコーティングによって水をはじく撥水ワイパー、寒冷地で主に重宝されている雪用ワイパーです。
続いてワイパーの選び方を見ていくと、ポイントは車の型式・年式をチェックすることです。車種別に適合する製品が異なるため、購入前にきちんと確認しましょう。大手のカー用品店に行けば、車種ごとの適合表があるため車検証であらかじめ型式・年式を控えておいてから、マッチするものを買うことが大切です。純正品と市販品のどちらを選ぶのかという点も、重要になります。フロント部分が純正のままで、リア部分だけ市販品に交換したらゴムが合わなくて困ったというケースも少なくありません。さらにブレードを選ぶには、重視すべきポイントを明確にしておくことも大切です。静音性を取るのか、美観を優先するのかなど方向性を定めておきましょう。ワイパーゴムを選ぶ上で大切なのは、長さのチェックです。いくら性能の良いゴムを購入しても、愛車にマッチしていなければ意味がありません。こちらも型式・年式を参照しつつ、適合表を確認しながら購入してください。
ここからは、ワイパーを丸ごと交換する手順を見ていきましょう。最初にアームを立てた状態で左手で持ち、右手で本体をスライドさせます。上手く取り外せたら、フロントガラス部分にタオルを置いて傷を予防します。アーム部分を左手に持ち、新しいワイパーを右手で持って真ん中部分をフックに引っ掛けて取り付け完了です。取り付けた後は、安全に動作するか確認するのを忘れないようにしてください。ゴムだけ交換する際も同様に、ワイパーブレードを取り外します。貼り付いているゴムを引っ張って取り除き、ブレードの溝部分にゴムを差し込んで作業完了です。