P35Wフロントブレーキディスク交換
(情報提供:埼玉県/加藤さん)


以前9万kmでキャリパOHにより随分よみがえったディスクブレーキですが、 たまに走るオフのせいかディスクの溝は年々深くなるばかり・・・ 残量はディスクロータ厚み限界値20.4mmに対して21.3mmとまだまだですが、 近頃効き具合にイマイチ不安があるし、13万kmだからそろそろ折り返しか? と言うわけで思い切ってロータ交換に踏み切りました。

作業の難易度
 決して簡単とは言えません。最低丸々1日必要です。 タイミングベルト交換よりも大変かなといった感じです。 調整の為にダイアルゲージやトルクレンチも必要です。

購入部品
部品名 部品番号 価格
ブレーキロータ MB407038 8400円/個
ブレーキパッド MR389526 9500円/両輪
液体シール剤
スリーボンド1104
  1900円

特殊工具
ダイアルゲージ(ミツトヨ10mm&マグネットスタンド)
14mmオフセットレンチ
8mm六角レンチ
トルクレンチ(〜20kgm)
ロックナット用特殊工具(自作)


作業内容
1.写真1は新品ブレーキディスク、厚み22.0mm。
      写真1

2.オートフリーハブのカバーはオイルフィルタレンチで外す。(写真2)
      写真2
  キャリパを固定している2個のボルトを外してキャリパAss,yを外す。

3.写真3はフリーハブAss,yのアップ。ここを分解しないと ロータを外せない。
      写真3

4.写真4のボルトとフリーハブAss,yの六角はかなりきつく 締まっているのでブレーキを掛けてレンチに体重をかけ足で蹴飛ばす。 足で蹴飛ばすのでソケットよりも写真のようなオフセットレンチが欲しい。 六角は外すが、写真の14mmボルトは緩めておくだけで良い。
      写真4

5.まずはスナップリングを取り出す。(写真5)
      写真5

6.するとオートフリーハブAss,yが外れる。(写真6)
      写真6

7.+ネジ4本を外し、ロックワッシャを取り出す。(写真7)
      写真7

8.大型のラジオペンチ等でロックナットを回して外す。 意外と軽く締まっていて簡単に外せる。(写真8)
      写真8

9.ホイールベアリングを取り出す。(写真9) これでフロントハブAss,yを分解できる。
      写真9

10.外したフロントハブAss,y。(写真10)
      写真10

11.キャリパは作業中この様にヒモで吊るしておく。(写真11)
      写真11

12.ディスクロータとフロントハブAss,yはボルト&ナットで固定されている。 先ほど足で蹴飛ばして緩めておいたので簡単に外せる。(写真12)
      写真12

13.くさびを打ち込んでディスクロータとフロントハブAss,yを切り離す。 結構頑固に固着している。(写真13)
      写真13

14.切り離された旧ディスクの溝アップ。(写真14) 写真ではわかり難いがレコード状の溝が結構深い。
      写真14

15.新品ディスクロータとフロントハブAss,yを組み付け。(写真15)
      写真15

16.ベアリング&ロックナット&ロックワッシャを組み付ける。(写真16) ここは細心の注意が必要。(整備書に詳細が記載されている) まずはロックナットを13〜20kgmで締め付けベアリングを落ち着かせる。 その後完全に緩めて、再度2.5kgmで締め付ける。 ダイアルゲージを使い、ベアリングのガタが0.05mm以下でかつ ホイールの回転起動トルクが3〜13kgcmになるようにロックナットを 30〜40°緩める方向に調整し、ロックワッシャを組み付け固定する。 (注)ここではロックナットを締め付ける際に特殊工具が必要ですが、 我々は自作するしかありません。
      写真16

17.オートフリーハブAss,y組み付けの際、シール剤を塗る。(写真17)
      写真17

18.念のためドライブシャフトの遊び測定をしておく。(写真18) フロントのプロペラシャフトを手で回転させるとオートフリーハブが作動して シャフトとハブが連結される。 ドライブシャフトを軸方向に動かしてダイヤルゲージで遊びを測定する。 基準値0.2〜0.5mm
      写真18

19.完成したフロントアクスル(写真19)
      写真19

インプレッション
新しいロータと新しいパッドの当たりが付いた頃、 これまでの様に強く踏み込まなくても軽い踏力で十分な制動ができるようになりました。 体感的には新車時の性能を10とすると、交換前6、交換後9といった感じです。 (ちなみにパッドも交換しましたが、旧パッドの残量は半分程度はありました。) もうこれで急ブレーキ時に冷や汗が出る事はなさそうです。