オルタネータの点検&オーバーホール
(P25W/P35W)

P35Wが10万キロを越えたのを期にオルタネータの点検&オーバーホールを行いました。

今回取り寄せた部品(三菱部販価格)
 

名 称 P/N 価 格
ブラシ A648D03871 520(2個)
ベアリング(35mm) S930P64301 910
ベアリング(47mm) S930P18831 850

今回の点検ではベアリングには全く異常がなかったので交換せず、
ブラシは未だ十分使えそうでしたが一応交換しました。(写真−1参照)
 

 写真−1 新旧ブラシ 
作業手順
1.念のためバッテリーのマイナス極を外す。
 
2.下回りのアンダーガードを取り外す。
 
3.ファンシュラウドとファンを外し
  オルタネータのベルトテンション用のアジャストボルトを外して
  ベルト2本を外す。(クランク側は外さなくても作業可能)
 
4.下回り側から
    出力B端子(ネジ止め)
    コネクタ
  の2本のケーブルを外す。
 
5.下回り側から
    オイル&エアー(OUT)
    オイル(IN)(ネジ止め)
    バキューム(IN)小
    バキューム(IN)大
  の計4本のホースを外す。
  オイルホースからは若干オイルが漏れるので注意。
  (ウェス1枚程度で十分拭き取れる量)
 
6.下回り側からオルタネータをエンジンに固定している長いボルトを抜き取る。
 
7.下回り側からオルタネータを取り外す。
  プーリーを回すとポンプからオイルが吹き出すので注意。
 
8.オルタネータの後ろ(リヤエンド)にオイル&バキュームポンプ(黒い鋳物製)が
  付いているのでこれを取り外す。(写真−2参照)
  写真−2 オルタネータ
 9.開ける必要はないが開けた写真(写真−3参照)
  写真−3 バキュームポンプ 
10.プーリー側のフロントカバーとステータコイルの間を切り離すと
   ローター&フロントカバーとステータコイル&リヤエンドが離れる。
       プーリは付けたままでも外れる(写真−4参照)
    (リヤエンドとステータコイルの間で切り離すとステータコイルを壊す)
  写真−4 ロータ 
11.ブラシホルダ(写真・カバー内側)とレギュレータを
   つないでいる半田付けを外す。(半田吸い取り器があると便利)
   半田コテは60w程度は必要。
 
12.ブラシホルダを取り出しブラシホルダを分解、
   半田コテでブラシのコードを外す。(写真−5参照)
  写真−5 ブラシホルダ 
13.極性を間違えないように注意して新しいブラシのコードを半田付けする。
       半田をコードに染み込ませすぎるとトラブルの原因になるので注意。
   (ブラシ表面の線が外から見える位置で固定する)
 
14.ブラシホルダを元通り組み立てリヤエンドに取り付け半田付けする。
 
15.ブラシをブラシホルダに押し込みながら
       リヤエンドの外側の穴から細い六角レンチを差し込み
   ブラシの穴(写真−6参照)にレンチを通してブラシ2本を引っかける。
  写真−6 カバー内側 
16.ブラシがブラシホルダに完全に納まっているのを確認して
   ロータとフロントカバーを組み付ける。
 
17.バキュームポンプを組み付ける前に忘れずに六角レンチを引き抜いておく。
 
18.後は元通りに逆の順序で組み込む。

ベアリングを交換する場合はプーリーを外す必要があります。
SSTがないと苦労しますが、プーリーを古ファンベルトと万力で回り止めして
インパクトレンチを使うと簡単に脱着出来ます。(写真−7参照)
 

 写真−7 プーリー外し要領 
ベアリングを外す際はベアリングプーラーがどうしても必要になります。

オーバーホール時の走行距離は105000km程(4年7ヶ月)でしたが、
ブラシ残量はまだまだ十分使えそうな程残っていました。(前出、写真−1参照)
オルタネータオーバーホールを施した車の詳細は以下の通り。

今回オルタネータの点検&オーバーホールを行なった車
 デリカスターワゴンGLX (AT)
 平成5年12月登録  P35W−0412###
 交換作業時(98・7・2)走行距離  104、800km
 ブラシ残量 12.6mm
 走行パターンは郊外の国道、BPが中心、渋滞少ない、
 高速道路走行少ない(10000km以下)
 後付け電装品(大電力)はフォグ100w、
 インバータ300wなど。(使用頻度は低い)