タイミングベルトの交換方法
(P25W/P35W)

P35Wの走行距離が102、000kmになったので、先日タイミングベルト他消耗部品の交換を行ないました。
タイミングベルトを自分で交換しようと考えておられる方の参考になればと紹介します。

交換部品のP/Nと価格は以下の通りです。
 

部品名称 P/N 価格(円)
タイミングベルト MD306981  5700
バランサベルト MD310484 3050
テンショナ MD050125 3800
テンショナ MD050135 4800
オルタネータベルト MD313660 1750
ACベルト MR360148 1100
パワステベルト MD180581 860
FUELフィルタエレメント MB220900 4650
ガスケット MD050312 810
パッキン MD050536 140
オイルシール MD000523 140(70x2個)
ラジエタアッパーホース MB356382 820
 
簡単な作業手順は以下の通り。
 1.アンダーガードを外し、ラジエタの冷却水を抜いてからアッパーホースを外す。
 
2.ファンシュラウド(3個に分かれる)とファンを外し、オルタネータとA/Cとパワステのベルト計4本を外す。
 
3.セルの力を借りてクランクのセンターボルトを外す。(手の力で外すのは困難)
 
4.クランクプーリーのタイミングマークを合わせてから、クランクプーリーとタイミングベルトカバーを外す。
 
5.全部で6個所あるタイミングマークを確認してからタイミングベルト、バランサベルト、テンショナ2個を外す。
 
6.テンショナ2個を交換してから、タイミングマークを合わせながらベルトを装着する。
 
7.ベルト張りの調整を行なってから各テンショナのボルトを締める。
 
8.タイミングベルトカバーを付けてから、SSTでクランクの回り止めをしてセンターボルトを締める。
 
9.逆の順序で外したパーツを組み付けていく。 
ヘッドカバーの周りからオイルが滲んでいたのでオイルシールやパッキン、ガスケットも交換しました。
距離の割には年数が経っていなかったので、タイミングベルトは見た目は問題なさそうな感じでしたが、
Vベルトは4本とも細かいヒビが無数に入っていました。
センターボルトを締める際、20kgm近いトルクが必要なのでしっかりした回り止めが必要です。クランク
プーリーには穴がないのでプーリーを固定するネジ穴4個所を利用した自作のSSTを使いました。
作業時間は朝からやって日が暮れるまでには完了しました。

4D56のタイミングベルトの交換方法は以下の文献に詳しく紹介されていますので是非参考にしてください。
記事ではパジェロですがエンジンが4D56なので全く同じです。
 

オートメカニック1996年3月号  ディーゼル車のメンテナンスマニュアル p203〜p218
オートメカニック1998年6月臨時増刊  エンジン修理の参考書      p113〜p128(記事の内容は上と同じ) 

今回タイミングベルト交換した車

デリカスターワゴンGLX (AT) 平成5年12月登録  P35W−0412###
交換作業時(98・5・15)走行距離  101、970km
整備歴、92、800kmでフロントブレーキのキャリパオーバーホール(引き摺り対策)


作業中の4D56全景
 

 タイミングベルト上部付近
 

 タイミングベルト下部付近
 

 テンショナ(汚いのは使用済バランサテンショナ)とクランクのスプロケット(外してみただけ)