4M40電制ポンプ パワーアップの方法
(匿住所/ばくぅ)

 

最初にお断りしておきますが メーカー側では個人で噴射ポンプの調整をすることは改造にあたり
クレーム等の受付は一切していませんので 各自の責任により実施するようお願いします。
当方及び当サイトにおいても以下の手法により改造を行った結果、破損・災害等が発生しても
一切責任は負いませんので了承願います。
皆さん上記の事を理解していただき 楽しく 貧乏チューン に励みましょう。
   @ ポンプ側の配線カプラに内臓されている抵抗値を変更する
       これはポンプメーカーで加工精度の誤差による流量差を補正するため カプラーを1〜12まで
       ランク分けし取り付けている。大体5〜8番ぐらいが普通 番号が小さいほど流量は多い
       番号はカプラーにシールで張られている。

    

   A 燃料の噴射時間を延長する
      噴射量は変わらないが長く噴射するぶん増量できる

 

   B ポンプのメイン流量を上げる

       これは全域で増量するので一番効果が大きいが元に戻せないとゆうリスクがあり
       現在いい方法を検討中です 根性のある人は試してみてください。相当馬力が上がるそうです

 

作業手順    まずポンプはボンネットを開けENGの右側にあるのでそのままではインタークーラーが邪魔になり

            作業できません。 インタークーラーのボルト4本を取り外し右上のカプラ二個を離す

            インテークホースは付けたままで左側にづらすとポンプが見えます (写真1)

           

           次にコントロールハーネスを抜き取り カプラーも外します。(写真2)

           するとポンプが露出して作業し易くなります。

           いよいよ流量調整ですが写真3を見てください。

        

          

        まず上の矢印の所についているのが抵抗入りのカプラです これは2ピンで写真の車は5番が付いていました

        抵抗値は0.82kΩでした。このカプラの番手を下げると流量が上がりますが一般の人は購入ができないので

        今回は可変抵抗を取り付けました。後で説明します

 

        そして噴射時間の延長はポンプの上部(ヘッド部分)をフロント側へ移動さすことでできます。赤い矢印のマイナスボルトを

        緩めて 0.1ミリ程度 写真下側へ動かします 1ミリも動かすとENGがかからなくなるので 必ずもとの位置にマーキング

        して(先の細いもので傷をつけておくと良い)から緩めるようにしてください。ボルトを緩めるときはマイナスドライバーの

        できるだけ大きいものを先端を削りプライヤーなどでまわさないと 頭をなめてしまいますので注意してください。

 

       メイン通路の流量調整は下の青い矢印のところの内側に銀色のブッシュのようなものがあり (ちょうどパイプの真下なので19ミリ角の

       ボルトを外しパイプを横にずらす) それを叩き込んで下に下げるとメイン流量が上がる。

       打ち込んであるので元には戻りません。

 

可変抵抗器の取り付け

カプラーには5ボルトの電圧がきており、抵抗を入れ出力していますので、抵抗値を下げると流量が上がります。

実験では直結(抵抗無し)と未結線(抵抗無限大)で走行テストをしました。体感的には1名乗車と5名乗車ぐらいの差が

感じられました。詳しい馬力測定はお金がかかりますのでしていません。

そこで運転しながら無段階で調整できるように配線を室内に入れ抵抗器を取り付けることにしました。(写真4)

   抵抗器は0〜2kΩのものを電気パーツ店で80円で購入しましたそれと、つまみと円盤

両方で300円ぐらいでした。 模型屋さんなんかでも購入できます。上記テストでも黒煙はほとんど出ませんでしたので恐らく 劇的な流量変化

をしていないので あまり高い物を購入する必要は無いと思います。ラジオなどのボリュームコントロールや解体屋でインパネ照明用の

レオスタットを外し流用できると思います。

実走テストでは まず停止状態でつまみを回わすとアイドリングが100〜200回転ほど上昇しました。そして上り坂では

アクセルを一定に保ち 回わしてやるとENG音が変わり加速し始めました。1000円もかけずこの変化には感動を覚えました

 

噴射時間の変更

結果からいいますとこれは相当威力がありました。なにせ停止から軽くアクセルを踏むだけで大排気量のガソリン車のように

グイッと加速します。ただし黒煙はアクセルを強く踏むとボワット出るので後ろの車がよけていました。

調整するときは非常にシビアなので注意が必要です。なにせ0.5ミリも動かすとアイドリングは500回転まで下がり

加速も鈍くなってしまいます。0〜0.1ミリぐらいの間で調整が必要でした。(ボルトを緩めて締めるだけでそれぐらい変わってしまう)

ですから少し緩めてハンマーで軽くたたき 対角線上に2本締めつけエンジンをかけて空ふかしし、黒煙が少し出るぐらいがちょうど

いいと思います。緩めたまま始動すると隙間から燃料が漏れるので注意してください。

メイン流量増量とまとめ

今回メインバルブの増量には着手しませんでした。やはり元に戻す方法を編み出してから挑戦しようと思います。

最後に 皆さんのテスト結果やレポートも参考にしたいと思いますのでどしどし投稿いただければ幸いです。(特にベンチ結果など) 


電制ポンプパワーアップについて丸山様からメールをいただきました

「4M40電制ポンプ パワーアップの方法」を読ませていただきました。非常にシビアなトライをしてあるので感心しました。
補正抵抗を変えての出力アップはかなり効果があります。
5番が取り付けてあれば3〜2番ぐらいが限度でそれ以上上げても黒煙が出て燃費大なのでお勧めできません。
したがって2番が付いていれば1番しか選択できないわけです。

次のQアップ(燃料増)ですが、噴射ポンプのカバーがG/Eなのですが、これを移動させることによって燃料噴射量を変えることができます。
しかし貴方のご指摘通りカバー取り付けスクリューを弛めただけでもフルQが変わってしまいます。カバーとポンプハウジングにケガキ線を
入れて作業しても元に戻すことは不可能です。噴射ポンプテスター上しかできません。(測定が必要)

そして、メイン流量とありましたが、この働きは噴射ポンプ内の油圧を調整する「レギュレチングバルブ」です。
この噴射ポンプはVE型と呼ばれ噴射タイミングは油圧タイマーなのでこのバルブのピストンを叩き込むことによって
噴射ポンプ内の油圧が上がり噴射タイミングが早くなります。
よって現車では調整不可能です。(ポンプ内の圧力を取り出せれば可能、しかし回転で可変するのでデータースペックが必要)

最後にかなり詳しく噴射ポンプにトライしていて「可変抵抗器」の作製等、感心しました。
しかし、あまり燃料を出すと高速で一定回転時にピストンが溶ける事になりますので用心してください。
尚、補正抵抗ならびG/Eにはマーキングがしてあり取り外し等、するとクレームが効かない場合がありますので自己責任だと思います。

何かの参考になればと幸いです。

情報は、delica@delica.ne.jp まで